かみなりのこと

怖かったけれどちょっと貴重な体験をしたので書きとめておきます。

雷が怖くて、近くなると、光ってから音がするまでの秒数を確認してしまいます。
１０秒以内なら、自分のいる場所も既に雷雲の下に入っている可能性が高く危険なんだとか。
家の中にいる時は、１０秒以内の雷を何回か連続で見聞きしたら、パソコンや電子レンジなどのコンセントを抜くようにしています。

先日雷のひどい日、雷が近くなったのでいつものようにコンセントを抜いて、ふと外を眺めていると、稲妻が見えました。
絵に描くようなぎざぎざの稲妻で、こんなにきれいな形の稲妻は、小さいころ高速道路を走る車の中から見て以来だなぁ、なんてたたきつけるように降る雨を見ながら思っていたら、
突然窓がパッと明るくなって大きな稲妻が見え、同時にズーンという大きな地響きのような音にバリバリバリッという鋭い音が重なって、耳が痛くなるくらいに響き渡りました。

一瞬何が起きたかわからず、目に残った残像を確認するように思い出してみると、斜向かいの家のテレビのアンテナに雷が落ちたようです。
下の図のようなかんじで、私の居たところ（赤いmy home）から見て、道路を挟んではすむかいの家（青いhere）のすぐ後ろには雑木林のようなこんもりした緑があるのですが、その木よりも手前に稲妻が見えたのです。


距離にして数十メートル、５０メートルはないと思います。
あまりの音の大きさに腰が抜けそうになりました。

恐ろしかったけれど、なかなかできない貴重な体験をしてしまいました。
ちなみに、後でお会いした時に聞いたら、そのお家の方は外出中で建物の中には誰もいなかったそうです。

でんわのこと

いつの間にか、涼しくなりました。
台風の爪跡が残る地域もあるようですが、台風一過、秋めいた天気です。

この間、初めてヨーロッパからの国際電話を受け取りました。
よく中継であるような（ちょっと古いところだといっこく堂さんの腹話術コントのような）タイムラグがあるのかと思いましたが、ほとんど感じず、スムーズに話せたのでびっくりしました。

料金や時間帯の違いを考えると、やはりEメールが便利なのですが、直接声を聞ける電話には電話のよさがやっぱりあるなあ、とほんの数分のやり取りの後で嬉しい気持ちになりました。

えりんぎのこと

エリンギをたくさんいただいたので、いろんな料理に使っています。
でも最初は、やっぱり焼いて食べなくては、ということで、網焼きにしました。
ディップ用にソースも５種類用意しました。
私の好みで、甘めのソースが多いですが、ラインナップはこんな感じです。

甘醤油（おしょうゆとお砂糖２：１くらい。かなり甘め）
焼肉のたれ（市販のもの）
和洋折衷マヨネーズソース（マヨネーズ、からし、味噌を８：１：２でミックス。M先生家のレシピを参考に。）
ピリ辛マヨネーズソース（マヨネーズに七味唐辛子、ほんのりピンク色になるくらい）
甘味噌（味噌と砂糖を３：１くらい、それをめんつゆで少し伸ばす。）

エリンギはプリッとした食感がおいしく、香りはそれほど強くありません。
味もくせがなく、きのこのうまみがいくらかあって、焼くと程よくジューシーです。
マヨネーズ系のソースは意外にも熱々のキノコと相性がよく、おいしくいただけました。
甘味噌は田楽みたいでおいしかったです。
甘醤油はおもちを食べているようでした。
焼肉のたれはよくある焼肉の付け合せの味になりました。

いろいろソースを準備して、食卓でこっちをつけたり、あっちをつけたりしながら食べるのって、楽しくて大好きです。

みちばたのこと

道端で、ひまわりを見かけました。
夏が来た！って実感させてくれる花です。

セミの声を背中に聞きながら、写真を一枚撮りました。

とかいのこと

古い友人と待ち合わせ。
都会の真中過ぎて、適当な待ち合わせ場所が設定できず、喫茶店で待ち合わせることに。

なんだか嬉しくなって、待ち合わせより３０分くらい早くお店へ。
地価も高いのか、飲み物が７００円以上…
古めかしい喫茶店で、内装もカップも、歴史を感じさせる落ち着き。
今回はお砂糖は白いのだったけど、シュガーポットが金属製で、エレガントでした。

時計をちらちら見ている背広の人や、ショッピングバックをたくさんもった女性の二人連れ、抹茶ケーキは初めてだよって英語でおしゃべりしてるカップル…
ごちゃまぜなエネルギーがあふれる都会の真中の小さな縮図を見ているような店内で、コーヒーに入れたミルクが渦を巻くのをしばらく眺めて、こちらも久しぶりに連絡のあった別の友人からのメールに返信していると、友人がやってきました。
時間ぴったり。

そのままそのお店でしばらくおしゃべりしてから、軽めの夕ご飯を食べて、またおしゃべり。
他愛無いおしゃべり。

ちょっと離れてみるとビルだらけの無機質な塊に見えるけど、そこにはちゃんと人がいて、音がして、においがして。
でも電車の中から、遠ざかりながら見るビル群にともる灯りは、やっぱり家々の灯りとは違う非人間的な色に見えました。