はちきれんばかりのつぼみのこと

春
桃の花の蕾が
はちきれそうだ

咲くか咲かないか
あとほんのちょっとで開く
そんな今が
一番きれい

桃の花に限らず
花の類は
限界までふくらんだ蕾が
最も美しいのではないか
と思う

ほころびかけた時
　重なった花弁の
　外側の数枚が
　風に身を震わせはじめる時
　花弁の内側の
　柔らかな色と光を
　恥らうように見せはじめる時

想像力が及ばないほど美しい花ならば
その時が
その美しさの
絶頂だと思う

でも
その美しさの兆しをぎっしりとつめこんで
ふっくらと重みを感じさせながらも
開くまいと
抵抗するように先をかたく結んでいる
はちきれんばかりの蕾は
内側の力に耐え切れなくなった時の
光を発するような美しさを
予感させる

予感とそれに触発される想像が
目の前の花を
必要以上に美しく見せる

花だけではない
人もまた一緒だと思う

よるのけしきのこと

夜景を見ました。

高い所から。

きれい…

都会って怖いけどきれい。
無駄な美しさ、
かな。

じんせいはつのこと

人生初のことなんて毎日色々起こるわけで

昨日買ったジャケットを着たら
そのジャケットを着るのは人生初なわけだし
（試着してたら違うけど）

電車で隣に座った人とは
人生初の隣同士な可能性が高いわけだし

新発売のお菓子を食べたら
人生初の味なわけだし

そういえば「人生初の隣同士」なんて字の並び
人生で初めて打ったし

で、人生初の何があったかというと
人生で初めて「萌え」といわれたのです。

あの、あんまりそういうキャラではないのですが…

対応に困りました。
年下に言われると
ばかにされてる気がしますね。
そんなに他意はないのでしょうが。

さいきんのけんちくのこと

ふだんあまり乗らない路線に乗りました。
そしたらこんな風景↓



まるでホテルのラウンジみたいな
豪奢なかんじの柱の並び。

でも実は駅。

他の駅もおしゃれ
というか
凝ったつくりになっていました。

最近の駅って
ホームのつくりまで
コンセプトもってるところがあって
駅めぐりもおもしろい。

ひかりにすかすこと

最近撮った気にいっている写真。

花はシクラメン
シクラメン自体はそんなに好きじゃない
どちらかというと嫌い。
どうも品がない感じがして

でも花弁が光を透かす様は幻想的できれい。
紅・サーモンピンク・白・ショッキングピンクと
色とりどりある中でも
この藤色がかったピンクの花が
光に透かしたときに一番きれいな色になりました。

形や質感ではなくて
光や色を写真で表現するのって
思い通りに行かないことも多いけど
逆に予想外に素敵なものができたりもする。

そんなことが実感できた一枚。