きかいのこと

最近のデザインを気にした家電は、丸みを帯びてて、ごつごつした機械っぽさを消しています。
それはそれで、きれいなんだけれど、
なんだか、生命のない機械に見えてしまいます。

なんだろう、
近未来的で、
ブラックボックスみたいに、中で起きていることが見えなくて。

一部透明になっていて、ゼンマイがくるくる動いているのが見える時計を持っているのですが、
機械なのに、生き物くささを感じて、眺めていて飽きません。
そういう生き物っぽいところが、滑らかな曲線の加湿器や、パソコンや、暖房器具にはない気がします。

ロボットも。
工場のいくつかの作業に特化したロボットは別として、いわゆる人間型のロボット。
一昔前のＳＦに出てくるような、四角張って、ぴーとか、がーとか、言いながらしゃべる、機械機械したロボットの方が、
最近の白くて丸みのある体の、精巧なロボットよりも、
生き物のような躍動感や、ほんのちょっと不完全で不安定な感じを持っていると思います。

ＳＬなんて、止まっていても躍動感がある、と思うのですが。
雨の中でも写真を取りに行きたくなる気持ち、少しわかります。

↓ニュースページなので、リンク切れしてたらごめんなさい↓
保存ＳＬをライトアップ
京都市下京区にある梅小路蒸気機関車館で１１日夕、保存ＳＬのライトアップが行われた。Ｄ５１型１号機やＣ５５型１号機などが、光を浴びて浮かび上がった。（時事通信社）